nutteを利用された経緯を教えてください
既存のベビーブランドに日本製の部門を作りたいと考え、縫製工場を探していました。
ベビーウエアのはこれからの事業の発展として大きな位置づけにあったもので、実はいろんな日本の縫製工場に連絡したのですがどこも仕事を受け付けてもらえず困っていたところでnutteにたどり着きました。
実際に使ってみていかがでしたか
今までは海外で大量生産していましたので
日本の職人さんにお願いするにはいくらぐらいかというところで迷いました。
まずはベビー服の試作品の作成3枚で1万円〜5万円の予算にしたのですが、
依頼をあげたら反響が早くてびっくりしました。
お願いする方には、特に実績と所有機材を確認しました。
(登録職人さんにも)個人差があるだろうと思っていましたが、縫製の専門学校を出ている方や、現在自分のブランドを持っている方などはプロフィールに記入されているため安心できました。
今回のように試作品作りに使おうと思ってたのですが、実際あがってきた製品の仕上がりがプロだったので、小ロットでお試し販売用の商品を作ることも可能だと考えております。
個人に頼むため、可能制作数が少なかったり、単価が高かったりするので、販売製品を何千枚単位で制作するのは向かないなと思いましたが、逆に小ロットで販売する商品に絞ればリスクが少なく、商品数を増やすことができるのでいいなと思います。
竹の布ってあまり聞かないんですがどんなものですか?
竹は天然の抗菌・防臭作用・低摩擦製・低静電気・吸水力・放湿力など赤ちゃんの柔らかい肌に最適な生地です。
摩擦係数の低さはシルクに次ぐ素材と言われていて、かぶれやすい赤ちゃんにも良いんです。
SNSなどで見てくださった方の注文や、卸しているお店からのご注文があるのですが、1枚買ってみて次は10枚の注文というようなリピートの注文も多いですね。バンブーの肌触りにみなさんびっくりされますよ。
去年は1年に1万枚在庫したものを売り切っていておかげさまで大変好評をいただいています。
個人的にとても気になるなるんですけど布おむつってやっぱり良いですか
だいたい3歳代でおむつ外れする子が一般的ですが、完全に布おむつだと1歳代でおむつが外れますね。しかも自然な感じで。やっぱり0歳の時から意識して締めるんですよね。
私自身が統計を取ったわけではないんですが、布おむつや布ナプキンは老後の尿漏れなどにも大きく関係すると言われているんです。江戸時代の人は女性は尿漏れしなかったとも言われていますね。
おしっこやうんちがただ出ている状態が子供にとって良いかどうか、ということもありますよね。自己管理ができることによって自己肯定の形成にもなるので。
なるほど。すごく興味深いです。
そもそも布おむつがなんなのかもわかんない方も多くて、私は保育園の先生だったので抵抗がなかったんですけど、
『これ洗うの??』って聞かれるんですよ!『もう1回使えるの?』って。
『そうだよー』って言うんですけど。(笑)
あとは紙おむつだとゴミがすごいんですよね。
このおむつだとドラム式洗濯機にぽいっと入れて洗ってしまえばおしまいなので、意外に簡単なんです。
シミができてもお日様にあてると消えるんですよ。
夜中にゴシゴシ個別で洗うっていうイメージがあるみたいなんですけど、そういうこともしなくて良いので。
みんなに使って欲しいからあまりハードルを上げずに、うんちはトイレに流したらあとはそのまま洗濯機に入れてくださいって言ってます。気になる人はつけおき洗いしてもらったらいいんですけど、私自身がバケツをひっくり返したことがあってそれで嫌になっちゃったので、そういう手間はなるべくない方がいいかなって思ってます。
なるほど。やっぱりご自身が保育士さんで、お子さんもいるので説得力がありますよね。その子育てをしながら事業もされているってすごいですね
はじめは子供が小さかったので自宅ではじめて、今年で4年目です。
福岡ではママ起業家が多くて、いまはネット販売などが簡単にできる時代ですし、何か売りたいけど作ることができないっていう人達が多いんです。
nutteはそういう方にも使ってもらえると思うので、いろんな人に紹介しましたよ!
ありがとうございます(笑)。今後はnutteをどのように利用できそうでしょうか
まず今回お願いして職人さん自体がプロ並みの技術を持っているということと、自身がブランドを持っているということで安心してお任せすることができました。
出来上がったサンプルにも丁寧な感じがすごく伝わってくるのですごく嬉しかったんですよね。
ただ、職人さんが個人さんで小ロットということもあり、弊社の商品として販売するにはどうしても費用がかかってしまうのが難点でした。
そこで、自社で小さな縫製スタジオを作ることを決めたんです。
これまでは工業ミシンを一式揃えることだったり職人さんを揃えたとしても、そのお給料支払うということが小さな会社としては大きなことで、躊躇があったのですが、今回nutteさんと出会いまして弊社商品を作成していない間はnutteさんの方で職人側として登録し、受注ができるのではないかと考えたのです。
そうすれば工業用ミシン等の無駄も少ないですし、職人さんのお給料も安定して払えるのではないかと考えております。
今後は以来側としては試作品を小ロットで制作するのに使わせてもらったり、新しいパターン(型紙)を作ってもらうという使い方をしたいと思っております。
現在は海外製造がメインですが、日本製アパレル部門を確立し、より安心して購入していただけるように頑張ります。
竹に特化したベビーアパレルを販売していきたいという中野さん。さらにうまくnutteを使いながらお仕事の依頼と受注と両方をこなしながら自社工房の内製もしていく考え方は新しいnutteの活用方法で、さらなる発展に貢献できる可能性を嬉しく思いました。
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