gyakeeさんは平成生まれ。グラフィックを専攻していた大学の授業で江戸時代のファッション文化をプレゼンしたのをきっかけに着物が好きになったと話します。
着物って今は堅苦しいイメージがありますが、江戸時代は特に着付けみたいなこともしないし、そういうのが今の文化にも馴染むといいなって思っています。
なぜ洋服の生地で作ろうと思ったのですか?
単純にかわいいので。
洋服地だと洗濯もできますし、反物は高いですし。
デジタルプリントの生地が好きで、柄が華やかなものを使ったかわいい着物と、無地の綿やデニムを使ったカジュアルなものと両方目指して作っています。
nutteを知ったきっかけは?
ネットでお願いできるところがないかなと思って探していました。
見つけたときはしばらく職人さんの一覧を『なるほどー』なんて思って見るところからでした。
実際に依頼をあげてからも、すぐに応募が来るとは思っていなくて、数日で職人さんからメールが届いていてびっくりしました。
意外と職人さんが見ててくれてるんだって。
こだわった点はどういうところでしょうか。
個性的でかわいいものを目指しています。
パターンは外注していて、実は仕様書の見方もわからないので教わりながらやっています。
ネットで販売しているのですが、地域は様々なところから注文があり、純粋に着物が好きで、ポリエステル着物にも挑戦してみたいという方の購入が多いです。
プレゼント用に購入される方もいます。
もしnutteを利用しなかったら、ひたすら自分で作るか、お金を貯めて工場に頼むか、と考えていました。
工場だと1点ものができないことや、個人で発注をしたときに足元を見られたり、トラブルが起きたらどうしたらいいかという不安もありました。
nutteを利用していかがでしたか?
応募は来ないだろうなと思って載せてみたので、すぐに反応があったことが意外でした。
値段で悩んで手間のかかり具合なんかもわからないですし、あまり破格でやってもらうと申し訳ないなと思ったり。いままで数件お願いしましたが、結局は応募してきた方とのコミュニケーションで最終的に落ち着いたりしています。
一度だけこちらの用意した生地が悪かったのか、仕上がりがあまり良くなかったことがあったですが、直しをお願いしたらすぐに対応してくれました。
他もすごく綺麗にあげてもらっています。皆さん着物のたたみ方で送ってくれているので感動しました。
今後はどんな風にブランドを展開させていくご予定ですか?
<カジュアル着物>じゃなくて<着物カジュアル>という文化を作りたいと思っています。
洋服の中の・・・クローゼットに入っている他のワンピースと同じように着物を着てもらえる文化を作りたいです。特別なものではなくて洋服の中にいても浮かないもの。
着付けができれば着たい、という声はたくさんあって、今ある簡単着物も実は簡単でなかったり、コーディネートが選びにくかったりしますので、そこをインナーから見直して簡単に着られるものを作っていきたいと思っています。
まずは手始めにオリジナル簡単浴衣を5月にリリースする予定なのでホームページをチェックしてください!
サービス開始当初からnutteを利用することも然り、いろいろなところでネット販売されていたり、仕様書がわからなくても教わりながらやってみる。その目的の為にご自身も学びながらできることをどんどん実行されているという印象で、とても応援したくなるgyakeeさん。
『売れていますか?』なんていう質問にも『ぼちぼちです』と屈託無い笑顔で応えてくれる彼女が描く未来、若い女の子たちが洋服も着物も簡単にミックスしてそんな笑顔で歩くのかもしれない。
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